いやさか☆ブログ

ある会計事務所から、その事務所のクライアント企業の接客研修の依頼を受けました。

企業様のパートさんを中心に接客の向上を図りたいという相談があったからです。

そこで、戦略的に、お客様の業種業態、競合状況に合わせた接遇ポイントを集中して行動に表せるようにするためには？というテーマの研修を行いました。それが「戦略的接遇研修」です。

立ち居振る舞いや基本マナーだけでなく、売上を上げるためには、お客様への「魅せ方」の変革が求められます。

例えば、陳列です。

改善前と改善後の店舗の写真です。それぞれ同じ陳列棚です。

改善前

改善後

商品は前出しが基本ですが、研修前の写真では、商品が奥に置いてあり、しかも値札は真上からのベタ貼り。これでは、身長が１５０センチ位のお客様には正面から見えません。お客様視点を無視した陳列棚です。（店員は全て１６０センチ以上の方ばかりです）

接客が良くなっても、これでは物は売れません。当然、売り上げは上がりません。

多くは、人の対応が良くなれば、売り上げも上がると思っている場合がありますが、対応が良くなって初めて、マイナス地点からゼロ地点になるわけですから、良くなるのは確かですが、売り上げが目に見えて上がることはないに等しいでしょう。

今回の戦略的接遇力向上研修も、「競争 優位性」「差別性」「成功要因」等、戦略的な視点で販売員教育の有り方、数値のつかませ方について接遇という観点で、一緒に勉強して行きました。

次回は、売る商品と見せる商品です。売り場面積と滞在時間について学んでいただきますが、接遇マナーと絡めた独自のやり方なので、喜んでいただけると思います。

今から楽しみです。