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2009年12月15日 (火)

梃子(てこ)の原理

梃子の原理、支点―力点―作用点とその機能、つまり梃子を使えば重たいものでも軽々と持ち上げられるということは小学校の時に学んだ。

改善を進め、改善の結果を出すことは管理者にとって最も重要な仕事であるとともに、管理者が生産性を上げたと評価される具体的行動である。

改善も梃子の原理をイメージすると進めやすい。

まず、問題は何か?(問題とは作用点にあたる)。そして、問題を解決するための最も効果的な着眼点とはなにか?(着眼点は梃子で言うところの支点にあたる。)。最後にだれが、いつどのように課題を解決するか。(これは梃子でいうと、力点と力点に重しをかける人や方法であるといえる。)

このように、解決すべき問題が発生したら、梃子をイメージして、もっとも少ない労力で最大の効果を上げられないかという発想が必要である。

ただし、支点の置き所を間違えてしまうと、梃子が上がらなかったり、力点にだれがどのように力を与えるかを間違えると、必要以上の負荷がかかり、新たな問題を発生する場合もある。さらにそもその改善しようとする問題点は、本来作用点に置くべき問題なのかどうかの見極めも大切である。

視点を変えれば、梃子のようなシンプルさで、改善できてしまう場合も多い。

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