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2009年1月15日 (木)

観光

某地方市の観光課の課長と話をさせていただいた。
「観光」という言葉の起源について面白い話を聴いた。
今から2000年以上前の中国「易経」の中に最初に出てくるという。
国の光を見るとその国の政治が分かるという意味から派生しているらしい。
そのことから、同課長は自分たちの住んでいる場所から発せられる光とはどのような光か、地域に目をやって点検しなければならないと。
案外眠っている「光」があるのではないか。それを再認識することが、観光を見直す原点だと。
また、2000年前の中国において既に、「交流人口」を増やさなければならないと言われていたそうだ。
大昔から、観光を活性化することは国や地域を発展させることに繋がると考えていたことに驚かされる。
人口減少を前提に考えれば、定住人口を増やそうとすることは現実的ではない。
より多くの交流人口を増やすことが地方の活性化戦略の要であろう。
鉄道や道路を整備するだけでは交流は生まれない。
発する「光」をもっと大切にしていきたいものだ。

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