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2009年11月27日 (金)

デフレ時代の人事、給与戦略

消費が低迷し、モノの価値が下がるとともに利益を出しにくい経営環境が当面続きそうである。

高度成長時代においては仕事の量が利益につながっていたが、これからはこれまでの商品やサービスのあり方そのものを抜本的に見直していかなければならなくなってきている。

また、人事管理面においてもその基本的な考え方を今一度見直す時期にある。

給与のしくみや昇進昇格を含めたキャリアプラン、配置転換等に対する基本的な考え方や仕組みを時代に合わせて変えていくことは必然。

具体的には、給与の固定費的要素をのこしつつ、変動費的要素を増やすことであったり、定期昇給や賞与の仕組みを弾力的に運用するような改正であったり、配転に関しては適材適所はもちろんであるが、プロ化、キャリア化することも念頭においた専門職制による職種別給与の導入などもそうであろう。

今まで、年を重ねるごとに上がり続けることが前提にあった給与制度を、下がることも制度として準備しておかねばならない。

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