デフレ時代の時間感覚
デフレ時代に対応するためには、人材の育成方法も見直さなければならない。
変化に対応しよう!と声高に号令を掛け、危機感を煽るだけでは十分ではない。
人材は企業の価値を具体化する唯一の資源であるから、その資源をどの方向にどれ位伸ばすかという教育方針そのものの再構築が求められる。
業種業態、競合状況、提供する商品やサービスのコンセプトや抱えている、あるいは狙おうとしている顧客のニーズなどによってその方針は変わるが、基本的に必要不可欠なものは、時間に対する意識とスキルではなかろうか。
時間コストという意識や自身やチームの時間の使い方を如何に生産的に、あるいは機会を最大にするために見直し仕組み化できるかが重要なテーマになる。
案外時間感覚や意識の醸成、あるいは時間の使い方に関するスキル向上などの教育はおろそかになりがちである。
しかし、コストは回収すべき設備投資以上に大きなものは時間コストであると認識すべきである。また、時間の性質上、時間は無限な機会を生むものでもあり、一方で甚大な損失にもなりうる。
つまりは、活かすも殺すも使い手次第である。
スピードが命の時代感がある今日、まずは経営者自身の時間の使い方を見直さなければならない。
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