猛暑と豪雨「傘かしげ」・・・傘のマナー
梅雨明けしてからは、35度を超える猛暑日が続きます。
大変暑く外遊びの子供達や、お年寄りは脱水症状に気をつけて、と水分補給の訴えもテレビで連日見かけます。
また、異常気象とも言われ、あちこち豪雨での水害も出ています。
突然の雨に慌てる人や、手には常に傘を持つ人が
目に着くのも今年の夏の特徴でしょうか。
あまりにも雨の日が多いので、気分を変えたい気持ちもあって傘を購入しました!
新しいものを買うとモティベーションが上がる単純な性格は
こういう時には役に立つなーなんて・・・。
この新しい傘、「何気ない動作で女性の品格が試さるマナー講座」の中の一部にある「傘のマナー」で大活躍でした。
今回の受講生は20代から30代の女性15名でしたが、全員が「傘かしげ」を知りませんでした。
傘かしげとは、道ですれ違う時、傘と傘がぶつかったり、雫がかかったりしないように、相手の反対側にスッと傘を傾けることを言います。
江戸時代の町人の心意気を示した仕草なのです。
相手を尊重し、思いやりの心から生まれた「傘かしげ」は実に日本的な、奥ゆかしく美しい所作だと感じさせられます。
そして、この傘ひとつの使い方には、その人の人柄や、品格までも映し出されます。
講座が終わった後、受講生の皆様は口々に、「今までがはずかしい、傘ひとつでずいぶん周りの人に迷惑をかけていたんだと気づきました」と、実際に傘をさしてみたり、閉じてみたり、歩いてみたり・・・。日常生活の中の動作にも美しさがある、ということに改めて気づいていただいたようです。
特に階段を上がる時、傘本体を握って斜めに持つと後ろの人に傘が刺さってしまう危険性があるので、傘は必ず、真っ直ぐ下に向けて持ち歩きたいものです。
(Written by M.M)
コメント