品格のある贈り物
ご縁あって、お名刺交換をさせていただいた方に御礼状を良く書きます。
自分自身の言葉で、お会いした時の印象や、お話の内容に応じて気持ちを書くと、とても楽しい気分になれます。
また相手を考えての切手選びや、葉書選びも今では楽しみの一つ。興味を持つと、本当に色んな種類の切手が売られているのに気づくので驚きます。
そんな私にガラスペンの贈り物がありました。
私はガラスペンなど今まで見たことも使用したこともなく、興味とワクワク感いっぱいで手に取りました。
ガラスペンとは、ペンの部分が穂先状のガラスで側面に溝がきざまれており、
毛細管現象でこの溝にインクがたまり、ボタ落ちも防ぎながら書けるという仕組みです。
軸には竹を使用してるもので、一見筆のように見え古風ながらも、
初めて見るペン先はまるで宝石のように、キラキラと美しい輝きを放ちます
インク壷に一度つけると、宝石のようなガラスの穂先は、昔、縁日で水あめを買った時、
苺のシロップをつけた瞬間のように透き通っていて、その風景が蘇ります。
すぐに手帳いっぱいに思わず感謝の気持ちを書き込みました。
スルスルと驚くほど滑らかな書きごごちです。
まるで心が正されたような、童心に返ったような気持ちに久しぶりに、
感動を覚えることができました。
このような思わぬ贈り物に、感謝しなければなりません。
またガラスペンと一緒に、絵手紙で使用する名前スタンプも頂き、
このようなプラスの心遣いは、その人の品格さえ表します。
現代は、手軽にボールペンや、万年筆など手に入りますが、
ガラスペンで書く手紙はなんとも味わい深いものです。
本当にありがとうございました。感謝
(Written by M.M)
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