デフレ時代の価格戦略
デフレ時代になると「安くしないと売れないから、割引しよう」という発想になりがちであるが、中小企業は一般的に労働集約型でコスト競争力においてないので、安易に価格を下げて売り上げ増を狙うというのは短絡的で智恵がない。客数は仮に増えたとしても、客単価が落ちる。結果、客単価の減少分を客数で賄えなくなり、経営効率は落ちる。
そこで、単に価格を下げるのではなく、価値を上げる工夫が求められる。
Aという商品だけでなく、Bという商品やサービスと併せて使うと、さらにこういう価値(効用・便益)が得られるといった商品・サービス戦略である。この付加価値を顧客が感じられれば、値段の割りにお徳感が出て、利益を落とさずに売上を上げることができる。
中小企業がやってはいけないのは、従来の商品やサービスの値段を単に安くして売ること。
なんて、あたりまえのことなのでしょう。
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