ものがたりの価値
同じ価格、機能(便益)を持つ商品でも、その商品に語られるべき歴史や背景があればその価値は高まります。人の心を動かすからです。
例えば、有名なバッグのブランドはその気密性故に、持ち主が航海中難波した際、筏(いかだ)代わりになり、命を救ったとか、世界的有名な女優がこよなく愛した靴であったりとか。そこに、人の命や強い想いなどが物語として伝承されることが、強力なブランドを形作るのでしょう。
物語は事象を主観で解釈するものですので、まずは事象を集めることが必要であると思います。
顧客の声を集めるということは、語り継ぐべき物語を集めるということにつながります。
その商品やサービスを使う人、一人一人に物語があります。その人一人一人に向き合うことが畢竟、ブランド作りにつながるということを、今日の新事業展開に関する打ち合わせで改めて感じました。
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