春の香りと花粉症
石川県白山市徳光パーキングエリアから眺める、海水浴場。
春一番が吹いた前の日に撮影したもの。
冬の日本海は灰色で、海底から搾り出されたような白波が岩肌を削る。
容易に人を寄せ付けない厳しい風景を冬に見せる日本海だが、この日は青い色をしていた。
青というよりは、まだ「蒼」といったほうがよいが、風は確かに磯の香りを運んでいる。
甘くて、耽美的な香り、海の力を感じる。
パラソル、子供の黄色い声、海水浴客で賑わう様子が浮かぶ。
庭に咲く梅の花
今日も暖かかったためか、固いつぼみが開いてきた。
確かに花弁のほのかな香りがする。
梅の上品な香りのなかに、土の匂いを感じる。
土の力だ。
季節変わり目は、何かと発見が多い。
色、光、におい、音、触感、味、五感を刺激する。
特に香り。春の香りを探し、楽しみたい。
このようにのん気に言っていられるのも、まだ花粉症を発症していないからだろう。
花粉症市場は医療関係も含めて3000億円ともいわれている。
これは、日本人の5人に1人が計算らしいが、潜在的に今後さらに増えてくると予想される。
3倍くらいの市場になるかもしれない。
ドラッグストアの店舗でも大きく棚割りを取っていた。
花粉症対策ビジネスは成長分野であることは間違いない!
花粉症をまだ発症していない人は、ある日突然に発症するといわれているが、一方で予防法もあるという。
その基本は規則正しい生活、バランスの取れた食事、掃除をまめにする、そしてストレスをためない、など。
花粉症対策は健康的な生活に通じる。
気をつけたい。
コメント