岩村城
岐阜県恵那市の名所として岩村城がある。
承久3年(1221年)に築城され、明治4年の廃城まで、一度も攻め入られることのなかった山城である。
標高700メートル以上の険しい山道を抜けた、ところに本丸が位置しており、堅牢な石垣とに囲まれ攻め入るのはかなり困難であることは現在でもうかがい知ることができる。
一度も陥落しなかった最大の理由は水源である。兵糧攻めにあっても、山頂に位置する本丸をはじめ、いくつかの井戸がある。
山頂に井戸ができるということはあまり考えられないが、その水脈は後背する山々と水脈がつながっており、丁度コーヒーサイフォンのように、水圧により湧き出しているという説が有力である。
この岩村城の築城を考えた先人の智恵に感服する。
コメント