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2009年11月23日 (月)

時間ロスをなくす

1年のうちで、モノを探す時間は6週間とも、2週間とも言われている。

1日20分モノを探しているとして年間約90時間だから、年間に2週間モノを探しているといわれると、それもうなづける。

一度自分のモノを探す時間を計ってみるとよい。

最近は書類の電子化により、比較的容易に探すことができるかも知れないが、モノを探すという時間は書類等を整理する時に使うこことを想定して片付けなかったという、「失敗」が原因である。

また、連絡報告の欠如や、伝え方の行き違いなどで、余計な時間がかかってしまったり、物忘れや、忘れ物をしてそのミスを回復する時間や、お客様からのクレームを頂き、それに対応するというのも、生産性の低い後ろ向きな時間である。この時間を他の有益な活動に振り向けることが出来れば、かなりの成果が現れる。時間ロスは機会ロスと同じ。

このように考えると、仕事をするということは失敗を積み重ねるということであり、それをいかに防ぐかということが生産性の向上のポイントであるといえる。

デフレ時代、つい給与を成果給にしたり、人件費を変動費化したりする対応をしがちであるが、従業員の時間価値意識を高めることで、インプット(労働力)に対するアウトプット(成果)の比率を高めることをまずは考えなければならない。

忙しいけど、生産性が低いと感じたら、「失敗」に目を向け、具体的に改善する取組みが必要だろう。

野村克也元楽天監督ではないが、野球と同じように、仕事も失敗のゲームであり、いかに失敗をなくすかが勝利につながると心したい。

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