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2009年11月19日 (木)

堅磐に常磐に

かきわ(は)に ときわ(は)にと読み、神社の神主が奏上する祝詞(のりと)の中の慣用句として頻繁に出てくる言葉である。

堅磐も常磐も硬い岩のように、永遠にという意味がある。

また、堅葉、常葉という読みは同じだが別の意味と掛けている。
二つ併せて、常緑樹の葉っぱのことで、一年中緑色をし、枯れない松のようなおめでたい葉っぱを指す。

昔から、岩や常緑(苔も含む)は日本においては永久、変わらず瑞々しいという意味から、尊敬する人や神、愛す人への寿ぎの思いを込めて使われている。

国家君が代はその代表例。
外国の国家は、戦いに勝ったとか、自由を勝ち取ったとか、国を愛せといった対峙的、義務的な意味が多いが、日本の国歌はそういう要素がなく、美しいと素直に思う。

ところで、君が代の「君」は誰か?
私は身近な人であり、人間全てを指していると思っている。
天皇=君だという人もいるが、天皇は昔から「大君(おほきみ)」と特別に言われていた。
だから、君は人々皆であると考えた方がよさそうである。そう考えると、君が代は博愛の歌であり、誰かの、生きとし生けるものの、安寧と成長を願う歌であるといえる。

国歌を歌うとか歌わないとか、いずれにしてもナンセンスな話しであるが、世界一シンプルで美しいデザインバランスの日の丸同様君が代も大切にすべきだと思う。

余談だが、君が代の歌は、息継ぎが長く、ちゃんと謡えば素晴らしい呼吸法になり、美容と健康にもよいものだ。

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