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2009年10月19日 (月)

接遇を英語で何というか

接客と接遇、似て非なるものであるが、英語で何と言うか。

あえて言うなら・・・

接客はservice(名詞、動詞)で、サービス。
接遇はentertainment(名詞)、あるいはentertain(動詞)で、エンターテインメント、あるいはエンターテイン。

接客のserviceはservant=召使、従者、奉仕者が語源である。
対象者の要求があって、それに応えるという受動的意味合いが濃い。

一方、接遇のentertainmentは、entertain=もてなす、歓待する、慰める、そして楽しませるという意味。
entertainの語源はラテン語で、inter・・・間を、tene(*)re・・・保つ・維持するという意味が込められている。
(e(*)は、eの上にバーがある。)

サービスは、対象者の期待の範囲内で対応するという意味合いが強く、文字通りお客と接する、接客のレベルである。
一方エンターテインメントは、対象者の期待を超える、驚き、感動がそこにある。したがって、接遇を受けると、お客様は笑顔になる。

接客と接遇をあえて英語で表現するなら、以上のようになる。

接遇はいやさか流にいうと、offer the moment of truth = 真実の瞬間を提供するということである。

お客様が感じた瞬間の感情こそが真実であり、その感情の瞬間に全てをかけるのが接遇である。

これは茶道でいうところの、「一期一会」に通じる考え方。

このように考えると、接遇は「setsugu」であり、英語で対応できないものであると感じる。

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