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2009年11月 6日 (金)

改名

戦国の世、武将は皆幼名を持っていた。
梵天丸(伊達政宗)、日吉丸(豊臣秀吉)、竹千代(徳川家康)、与六(直江兼続)などは有名である。

生まれてから15歳で元服するまでの幼少期においては死亡率も高く、あえてまともに名前を付けなかった。15歳の元服になって初めて霊性を持ったヒトになると言われる歳を機に、本当の名前、諱(いみな)を付けるために改名する。

落語や歌舞伎などの芸事においても師匠の名をもらったり、○代目何某と名を変える。あるいは、雅号、芸名なども改名とは言えないまでも、名を改め気を入れ替える。

日本はこのように考えると、改名の文化が未だ根強く残っているといえる。

今ではあまり聞かなくなったが、CI(コーポレートアイデンティティ)も会社の名前を変える一つの機会だ。

近年では、Panasonic(ナショナル、松下電器)が思い浮かぶが世界企業への脱皮という大いなる戦略がベースにある。

いやさか という社名も改名後の名前。(その意味を知らない人は案外多く、私の調査によると、どうも成人の7割近くは聞いたこともないらしい。)Panasonicのような世界戦略とまではいかないが、繁栄を歓ぶという意味がある。

社名に負けないように、精進したいと気を入れる。

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