明らかに存在するニーズ
人が抱く基本的な欲求について、マズロー的に順序づけすると、優先順位の高いものから次の1~5のようになるだろう。
1.生命の維持、健康でいたいというニーズ
2.外的の攻撃や生命・財産を脅かすものから逃れたいというニーズ
3.人間として心を豊かにし、他者と関わりたいというニーズ
4.他者との相対的関係において、違いや優位性を感じたいというニーズ
5.本当の自分を見つけたい、自分らしい人生を歩みたいという、内発的、啓発的ニーズ
6.それだけではない、快楽や非日常性を求めるというニーズもある。(案外このニーズが上記ニーズに優先されたりする)
7.それから、上記のような人のニーズとは別に異質な(?)ニーズとして、「官のニーズ」というものもある。
いずれにしても、消費者の生活防衛意識が高まり、消費が低迷している今日でも、「それでも、人はモノを買う」わけである。
それゆえ、これからのビジネスは、対消費者であれ、対生産者(農業を含む企業)であれ、このような人の基本的欲求に対して、しっかりと向き合うことが求められる。
自分たちのビジネスは、最終購買者のどのようなニーズを満たそうとしているのか?
この観点を見失わないようにしたい。
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